Aboutディエンチャンとは

ディエンチャン顔反射療法とは

ブイ・クォック・チャウ(Bui Quoc Chau)教授

ディエンチャン(Dien Chan)とは「顔診断」という意味を持つ言葉で、ブイ・クォック・チャウ(Bui Quoc Chau)教授が開発した自然療法です。長年に渡る戦争の影響で、病院に行くことができない貧しい人々に対して鍼灸治療を行っていたチャウ教授は、「誰もが自分の主治医になれる!」をモットーに、簡単で即効性がある「刺さない鍼」の開発に取り組みました。そこで誕生したのが、ディエンチャンです。

チャウ教授は、人々にディエンチャンを、単に病気を治療するテクニックとしてではなく、「健康になる」「幸福になる」「知的になる」「お互い助け合うようになる」ということを大切にしながら、伝えていきました。チャウ教授の教えの下、現在ではベトナム全土において、ディエンチャンのセラピストが活動しています。

患者にディエンチャンの施術をするブイ・ミン・タム先生

ディエンチャンの本部、ベトナム医道センターは、ベトナム南部のホーチミン市にあります。ここでは、セラピスト達が日々ディエンチャンのセラピーを提供しています。このセンターには、神経痛、腰痛、麻痺、リウマチ、肝炎、がん、目や耳の疾患、精神疾患、高血圧など、様々な疾患を持った患者が多く訪れます。

「どんな方でも受け入れる」のがベトナム医道センターのポリシーで、難病をお持ちの方や、医師から匙を投げられた患者も遥々とやってきます。乳幼児や高齢者、妊婦なども多く訪れ、センターはいつもたくさんの人で賑わっています。

なぜ顔なの?
~ディエンチャンと一般的なリフレクソロジーの違い~

顔のツボや反射区を示した図

一般的に、反射区を刺激することで健康を回復させるセラピーのことを「リフレクソロジー」と呼びますが、ディエンチャンには一般的なリフレクソロジーとは違う、独自の理論と手法があります。

まず、ディエンチャンでは主に顔に対して施術を行います。なぜ顔かと言うと、顔は脳に近く、神経系のネットワークに素早く働きかけるため、即効性があるからです。脳を効果的に刺激することにより、各症状を素早く根本から改善できるというのがディエンチャンの理論です。

ディエンチャンの道具で頬のツボ押しをする女性

更に、ベトナムでは、顔には600個以上のツボと多くの反射区が存在することで、内臓を含めた全身の縮図と言われています。このように、顔の神経とツボ、反射区を駆使して、短時間で身体全体に働きかけることができるのです。

ディエンチャンは、美容を目的としたセラピーではありませんが、顔のツボを刺激することで気血の流れを促進することから、結果としては、シミ、しわ、クマ、たるみなど、多くの美容の問題に対する効果が報告されています。

ディエンチャンのセラピー

IMSI学院長の冨野が顔のツボや反射区を示した図の前で講義する様子

ディエンチャンのセラピーはとても簡単でシンプルで、座ったまま、数分~15分ほどの短時間で行うことが可能です。いつでもどこでもセラピーが可能で、家族や友人同士で気軽に行うことができ、また、自分に対してもセラピーができるというのが、ディエンチャンの良いところです。

ディエンチャンのセラピーでは、決して強い力は加えませんが、滞りが刺激されると、独特の響くような感覚が感じられます。セラピー終了後は、視界が明るくなり、心身がリフレッシュされたと感じることができるでしょう。首のコリや目の疲れ、関節の痛みなどの不調を感じられている方は、該当の反射区をほんの30秒~1分程度刺激してみるだけで、その違いに驚くはずです。

ディエンチャンが受けられるサロンは全国にあります。またイベント会場、高齢者施設、避難所など様々な場所でディエンチャンセラピストが活動しています。セラピーを受けてみたい方は、是非ディエンチャンを受けるのページをご覧ください。

ディエンチャンの道具

ディエンチャンの道具

チャウ教授が、ベトナム戦後の貧しかった時代に、「鍼」をどこの家庭にもある「箸」に持ち替えて人々に顔の施術を教え始めたのがディエンチャンの発祥です。

現在では、より効率的にツボを捉えることができる様々な道具が開発されています。

基本グッズ紹介

ツボ探し棒

ツボ探し棒

軽く押しても痛みのあるところ=「生きたツボ」=気血の滞りを見つけ、解消するのに最適な基本グッズ。痛みに弱い方や子供には黒い丸側を使います。

陰陽ハンマー

陰陽ハンマー

生きたツボを軽く叩いて気血の滞りを解消するグッズ。脳の反射区の活性化にも効果的。首こり、目の疲れには金属の陰側、筋肉の引き締めには黒いゴムの陽側がおすすめです。

陰陽ローラー

陰陽ローラー

生きたツボに転がして気血の滞りを解消するグッズ。かゆみやコリにも効果的です。金属の側が「ゆるめる陰」、黒い側が「引き締める陽」です。

コーム(小)

コーム(小)

生え際、目の周り、耳の後ろなど、細部に心地よい刺激を与えます。赤ちゃんの頭皮に使うとリラックス効果大です。

彗星棒

彗星棒

痛みを与えずマイルドな施術が好きな方に。3本側が陰で、1本側が陽。顔のリンパマッサージにも最適です。

ベトナムから世界へ
~ディエンチャンの広がり~

IMSI学院長の冨野が受講生にディエンチャンの施術する様子

西洋医学が主流となっている国や地域でも、ディエンチャンは補完療法として注目を集めています。創始者のチャウ教授は、これまでにキューバ、ロシア、フランス、スイス、ドイツ、ポーランド、ラオス、スペイン、アメリカ、イギリス、オーストラリア、デンマーク、イタリア、日本など多くの国に招かれ、ディエンチャンの指導を行っています。また、IMSIの冨野学院長は2020年に南アフリカに招かれ、アフリカ大陸で初めてのディエンチャンの公式コースを開講しました。

現在、定期的にセラピスト養成コースが開講されているのは、以下の3か国です。家庭医学としてはもちろんのこと、セラピストや医療従事者、健康や福祉の専門家などもディエンチャンを学び、それぞれの現場で活躍しています。

Trung Tam Viet Y Dao Quoc Te
(国際ベトナム医道センター)

Address:16 Ky con, P.7, Q. Phu Nhuan, TP Ho Chi Minh, Vietnam Tel:+84-8-3990-4662 (ベトナム語) http://dienchan.com

Academie Dien Chan
(ディエンチャンアカデミー)

Address:99 rue Brancion 75015 Paris, France Tel:+33-6-3638-6136 (フランス語) https://dienchanparis.com/

自然療法の国際総合学院IMSI

Address:150-0001東京都渋谷区神宮前4-13-17-A Tel:03-5770-6818 Tel:03-5770-6818 https://imsi.co.jp

Open Campasディエンチャン無料体験会のご案内

ベトナムで暮らし、日本人で初めてディエンチャンを学んだ自然療法の国際総合学院IMSI学院長の冨野玲子による体験会。
体験会に足を運ぶことが難しい方は、オンラインでもご参加いただけます。
ぜひ一度お気軽にご参加ください。